国際ビール品評会で銀・銅 初の4種入賞

みなかみ・月夜野クラフトビール

みなかみ町の月夜野クラフトビールがつくる4種のビールが、先月開催された「オーストラリアン・インターナショナル・ビアアワード(AIBA)2021」で同時受賞を果たした。

ジャーマンスタイル・シュバルツ部門で銀賞に輝いたのは「ホタルの里の黒ビール」=写真左上。香味とコクが自慢で、ビール好きに愛されるこだわりの黒ビールだ。ほかに、香ばしさと深い苦味が特徴の「水と緑のエール」、上品でフルーティな香味の「ロマンの里のヴァイツェン」、県のブランド苺やよいひめから採取された酵母を使ったオールモルトビール「PrincessMarch RONA」の3種が、それぞれ銅賞を受賞した。いずれも県産の麦芽と、谷川岳が育んだみなかみ町の水を使用している。

AIBAは世界5大ビール品評会の一つ。クラフトビアと醸造所がその素晴らしさを競う名誉ある審査会で、醸造技術に関する詳細なコメントが特徴。今年の品評会には、世界26カ国の402の醸造所から、2600以上の銘柄がエントリーしており、醸造責任者の斎藤季之さんは受賞について「全体的な品質の底上げができた証」と話す。同会での入賞は2018年、19年に続き3度目で、4種の同時受賞は初の快挙となる。

受賞した4種のビールは、月夜野びーどろパーク内のショップや町内の道の駅、同社オンラインショップなどで購入が可能。いずれも、330㎖瓶が550円(税込)、500㎖ペットボトルが715円(同)。また、ブルワリー直結のレストラン「ドブリーデン」や、上越新幹線上毛高原駅構内の「みなかみツェルト」などで出来立てを味わうことができるが、現在は不定休のため営業日の確認を。問い合わせは同社(0278-20-2033)へ。

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