観光バス事業や民間救急搬送を手掛けるスター交通(大泉町・碓氷浩敬代表)が今月1日から、大型バスを使った移動式新型コロナウイルスのPCR検査を始めた。
検査機器などを搭載した車両に臨床検査技師と看護師が乗り、自治体や企業、学校などの要請で出張検査する。PCR検査とはウイルス遺伝子の有無を調べるもので、唾液など微小な検体を培養する設備が必要。また検査に要する時間も長いのがふつうだ。そこで同社は一体型の検査機器を2台搭載して検査時間を最短60分に圧縮、一日に300人の検査を可能とした。最低検査数は30人で主に関東地区での利用を見込むが、要請があれば青森から鹿児島まで出張可能(移動料金加算)という。また訪問時間も日中に限らず夜間や深夜でも対応するという。同社(0276・20・1075)へ。