紅葉真っ盛り!

県内の紅葉も徐々に南下し、いよいよ終盤。まだまだ楽しめる秋の“もみじスポット”や関連イベントを紹介します。

 

夜の水面に映える紅葉と冬桜 12月5日まで
藤岡・桜山公園でライトアップ

冬桜の名所、藤岡市三波川の桜山公園では、紅葉と冬桜をライトアップ。庭園の池に映る幻想的な景色が、闇夜に浮かび上がる=写真①。12月5日まで

園内には約7000本の冬桜が植えられており=写真②③、この時期、白く可憐な冬桜と、赤や黄に色づいた鮮やかな紅葉が共演。訪れた人を楽しませている。冬と春に咲く、2度咲きの桜は全国でも珍しく、国の名勝および天然記念物にも指定されている。12月1日には恒例の「桜山まつり」を開催。市観光大使の湯原昌幸さんによる歌謡ショーなどが行われる予定だ。

ライトアップは土、日曜のみで午後4~8時半。入園は無料だが、来場者には協力金として普通車1台当たり500円、二輪車1台当たり100円を求めている。藤岡市鬼石商工会(0274-52-2062)

 

桐生・崇禅寺の県重文・阿弥陀如来像
夜の御開帳 22、23日

桐生市川内町の崇禅寺(そうぜんじでは紅葉の見ごろに合わせ、本尊の阿弥陀如来像を特別に拝観できる夜間の御開帳を22、23日に行う。同寺は1205年に桐生出身で法然上人の弟子・智明上人が開いたとされ、その後、1370年には、臨済宗の禅寺として開山。阿弥陀如来像は、檜材を組み合わせた寄木作りで、1958年に県の重要文化財に指定された。

両日午後5~8時半には、普段は開かれない阿弥陀堂の扉が開かれ、阿弥陀如来像を直に拝観できる。参道には竹灯りを並べるほか、境内の紅葉をライトアップ=写真④、23日には舞の奉納=写真⑤=も行われる。志納金1000円(和菓子、抹茶付き)御開帳記念の御朱印(数量限定)授与も。なお、境内の食事処では限定メニュー「紅葉御前」(100食)を提供。税込1500円(当日注文は同1650円)同寺(0277-65-9422)

 

 

17世紀創建 国重文 桐生の彦部家住宅で
紅葉狩りウィークイベント 20~28日

国の重要文化財・彦部家住宅(桐生市広沢町)「秋の紅葉狩りウィーク」が20~28日に開かれる。期間中は同住宅の庭園や屋敷内をボランティアとともに巡る解説会や、同家に伝わる資料展示など多彩な催しが行われる。

20日のオープニング(午前10時)では木管アンサンブルの演奏、21日は落語家3人が登場する「紅葉寄席」、23日草木染め体験(有料)23、28日には同染め実演27日は「遠野の昔話」の語り、28日のフィナーレではアルパ(中南米のハープ)の演奏(無料、要申込)。このほか23日午後は同住宅の維持保存を行う「鳳純会」が同家にあった手織り機「弓棚式高機(たかはた)」=写真⑦=で実演を行う。現当主の彦部篤夫さんは「イチョウやドウダンツツジが色づく深秋の、一年で一番美しい彦部家屋敷を是非ご覧ください」と呼び掛ける。同住宅は、江戸時代中期の貴重な建物で、広大な敷地に中世武家屋敷の趣を伝える主屋、長屋門=写真⑥=など全5棟が建つ。入館料高校生以上500円、小中学生300円同住宅(0277-52-6596)

掲載内容のコピーはできません。