「チョコレートをあげるならアントン!」 たかさき絵本フェス あす22日から

左から『おなかのすくさんぽ』かたやま けん作 福音館書店 1992年、『もこ もこ もこ』谷川俊太郎作 元永定正絵 文研出版 1977年、『とべバッタ』田島征三作 偕成社 1988年

絵本の魅力を伝える「たかさき絵本フェスティバル」(NPO法人時をつむぐ会主催)が、あす22日から、高崎シティギャラリーでスタートする。ピッピ、エルマー、アントンなど、長く読み継がれてきた物語に登場する魅力的な仲間たちを、展示を通し紹介する。2月1日まで

会場では、「生命力」をテーマに選ばれた絵本「おなかのすくさんぽ」「もこもこもこ」「とべバッタ」3作品=写真=の原画44点を展示するほか、読書の入り口となる幼年童話、想像を膨らませる力となる児童文学など、子どもたちの成長に寄り添う同会おすすめの作品を紹介する。また、会期中、高崎駅周辺の店舗などには同会がセレクトした「まちなか絵本ぼっくす」が登場。23日には、同ギャラリーコアホールで、ブックディレクター幅允孝さんと編集者による特別講演会「本をつくる人の本のはなし」が予定されている。同会の安住美穂さんは「不思議なタイトルに、『チョコレートをあげたくなるアントンってどんな子だろう』と本に興味を持つきっかけになれば嬉しい」と話す。

午前10~午後6時(入場は5時半まで)。一般1000円(前売り800円)、4歳以上18歳未満500円(同400円)。問い合わせは、時をつむぐ会(027-352-4613)へ。

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