各地で白やウクライナカラーに
ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、平和への祈りや抗議の意味を込めたライトアップが各地で行われている。
安中市の新島学園(湯浅康毅理事長)では、侵攻の報道直後である先月25日から、同学園中学高校にある礼拝堂チャペルタワーのライトアップを開始。国連が定めた国際平和デー(9月21日)のシンボルカラーと同じ「白」の光で世界平和への祈りを表している=写真①。同学園では普段から、社会運動のシンボルカラーでライトアップすることにより支援、賛同を示す「アウェアネスカラー」の取り組みを行っている。今回は期間を定めず毎日、点灯を行うという(日没~午後9時)。同学園の湯浅理事長は、「本学ゆかりの『平和の使徒 新島襄』の精神を受け継ぐ学校として、紛争に巻き込まれ苦境に立つ人たちに救いがあるように、そして争いが早く収束するようにと願うばかりです」と話す。同学園中学高校(027-381-0240)。
一方、前橋市では、3月2日の市議会においてロシアの侵攻に抗議する決議が全会一致で可決されたことを受け、前橋テルサのロビー=同②、中央イベント広場のケヤキの植栽(午後4時半~10時)=同③、臨江閣(午後6~11時)など4カ所で、ウクライナの国旗カラーである青と黄色(臨江閣は青のみ)のライトアップを始めた。昌賢学園まえばしホールでは正面入り口付近から屋外に向かって黄色と明るいブルーのライトを投光し平和への祈りを表している(午後6~10時)=同④。いずれも点灯は16日まで。また、前橋駅北口ロータリーのケヤキの植栽も、地元の自治会や前橋駅前通り商交会らでつくる前橋けやき並木ライトアップ実行委員会がウクライナ色の光で照らしている。テルサ、イベント広場、駅前は同市まちづくり公社(027-289-5565)、ホールは同市文化国際課(027-898-6522)、臨江閣は同市観光政策課(027-257-0675)へ。