本の装丁、千代紙、封筒など23点
竹久夢二伊香保記念館でGWまで
明治から昭和にかけて活躍し、美人画で知られる画家・竹久夢二の花をモチーフにした絵の切手シート「グリーティング(ライフ・花)」が先月、発売された。渋川市の竹久夢二伊香保記念館ではこれを記念したコーナー展示「夢二の花図案」を、会期を延長し5月8日まで開催している。
切手シートは63円と84円の2種類。それぞれに10種10枚のシール式切手が並ぶ。タンポポやイチョウ、ドクダミ、ツバキなど全て異なる図柄で、余白の部分にも夢二の描いた植物のデザイン画を配置。
コーナー展示では、切手のデザインに採用された夢二の作品を紹介する。同館所蔵の本の装丁や楽譜の表紙、千代紙、封筒など23点。同館の熊倉史子学芸員は、「構図や配色が美しく、現代まで色あせることのない愛らしさが特徴。夢二の洗練されたデザインを感じていただけたら嬉しい。これを機に誰かにお手紙を書いてみては」と話す。入館料(普通券)1800円。同館(0279・72・4788)。