国指定重要文化財の阿久沢家住宅（前橋市柏倉町）で、桜のライトアップを実施中。茅葺屋根の古民家を背景に、闇夜に浮かび上がる幻想的な夜桜が楽しめる。11日まで。
ライトアップされるサクラは阿久沢住宅の入り口に立ち、毎年見事な花を咲かせる一本桜。同住宅活用委員会事務局によると、標高が高いため、例年この桜は市内のソメイヨシノより少し遅れて見頃を迎えるとのこと。ライトアップは、文化財を生かしたスローシティ交流事業として2018年から、サクラの開花に合わせて行っている。
阿久沢家住宅は、17世紀末期建築と推測される、県内で最古の民家のひとつ。1970年に国の重要文化財に指定されている。委員会事務局の下田昭一さんは「昼間とはまた違った雰囲気の阿久沢家住宅が楽しめます」と話す。午後６～９時。なお、夜間は阿久沢家住宅の見学は行っていない。同事務局（080・5430・5352）。