3年ぶりイベント開催、3ダム春の点検大放流

みなかみで、21・22日

みなかみ町の奥利根地域にある、藤原、奈良俣、矢木沢の3つのダムで21、22日、点検放流に合わせたイベントが開かれる。水しぶきを上げる迫力の放流を見学できるほか、各ダムが趣向を凝らしたさまざまなイベントが楽しめる。

3ダムでは年に一度、洪水期を迎える前にダムの放流設備が安全に作動するかを確認するため点検放流が行なわれる。毎年、放流の様子を公開するイベントを開催してきたが、新型コロナの影響で2年連続で中止。今年は感染対策を徹底しながら開催されることになった。藤原ダムでは21日の午前10時半と午後1時、奈良俣ダムは同日の午後3時、矢木沢ダムは22日の午前10時半と午後2時半に点検放流を行う。藤原では、毎秒最大100トンの放流ができる直径2.4mの大型バルブを真上から眺めたり、ずぶ濡れ必至の場所から水爆音を体験できる。奈良俣では、作業用連絡トンネルの探検や、表面取水設備ゲートの見学。矢木沢では、ダムカードとほぼ同じアングルで撮影できるスポットの公開や、建設当時の記録映画の上映などのイベントを行う。各ダムの特設店舗エリアでは町内の店舗が軽食や土産品などを販売。

また、今年は混雑を避けるため、駐車券(1台1000円)の事前販売を行うほか、町内の宿泊施設では、21日に宿泊した人に、矢木沢ダムの駐車券、ダムへのシャトルバス優先搭乗券(奈良俣ダム30周年記念のカードフォルダセットと缶バッジ付き)が購入できる特典も。問い合わせは同町観光協会(0278-62-0401)へ。

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