ポップでユーモラスな「不思議の国のアリス」

新国立バレエが6月に高崎芸術劇場で
唯一の地方公演

日本唯一の国立劇場に所属するバレエ団、新国立劇場バレエ団(東京都渋谷区・吉田都芸術監督)による「不思議の国のアリス」の上演が6月18、19日に高崎芸術劇場大劇場で行われる。

イギリスの作家ルイス・キャロル原作の同名小説をベースに、現代バレエの振付師クリストファー・ウィールドンがポップでユーモラスな新しいバレエ作品として手掛けた。新国立劇場で6月3日から始まり19日が千秋楽で、高崎は唯一の地方公演だ。一昨年6月に開催予定だったがコロナの影響で中止となっていた。

アリスは、自宅で開かれたパーティーで恋する庭師ジャックにジャム・タルトをプレゼント。しかし母親に、タルトを盗んだと誤解されたジャックはクビになる。その後、彼は白ウサギに変身。彼を追いかけたアリスがたどり着いたのは、母親にそっくりのハートの女王が支配する世界だった。

左から福岡雄大さん、小野絢子さん、渡邊峻郁さん、米沢唯さん

18日はアリスをプリンシパルの米沢唯さん、ジャックを渡邊峻郁さんが、19日はアリスを同じくプリンシパルの小野絢子さん、ジャックを福岡雄大さんが演じる。管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団。

同劇場の担当者は「原作の世界を見事に視覚化したカラフルで華やかな舞台をぜひお愉しみください」と話す。両日とも午後2時開演。全席指定S席12000円、A席10000円、B席8000円、C席5000円など。同チケットセンター(027・321・3900)。

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