朝の空気を吸いながら屋外で行うヨガイベントが人気だ。森林や公園の芝生の上で開催されるイベントを紹介する。
森の中、大自然に包まれて
赤城自然園（渋川）
赤城山西麓に位置する赤城自然園（渋川市）は森の癒し効果が科学的に実証された「森林セラピー基地」に認定されている。森の魅力に触れてもらおうと同園は、４～10月の毎月第４日曜に「森 de ヨガ」を開催中。会場は四季の森にあるしばふ広場。鳥のさえずりを聞いたり、風を肌で感じながらゆっくりと呼吸を行い、全身を使ってヨガを行う。森の中で味わう新鮮な空気と開放感はリラックス効果抜群だ。「手指・足指をほぐしてみましょう」（５月22日）、「耳ヨガ・足のツボ押しでリフレッシュ」（６月26日）、「太陽礼拝をしてみましょう」（７月24日）など月別にバラエティ豊か。同園担当者は、「森の中で風の音、鳥の声を聞きながらのヨガ。初めての方でも安心してご参加ください」と語る。
午前10、11時の２回開催。約50分。定員各回15名。参加費５００円（税込、入園料別途）。要予約（受付は開催日の１カ月前から。５月は受付終了、６月26日は現在受付中）。雨天時は室内で開催。敷き物、水やスポーツ飲料などは各自で用意する。同園（０２７９・５６・５２１１）。
芝生の上 気持ち良さ格別
アイ・ディー・エー群馬の森（高崎）
豊かな自然がある県立公園「アイ・ディー・エー群馬の森」（高崎市綿貫町）では、毎週１回程度、正面入り口から入ってすぐの芝生の上で「青空ヨガ」を3～10月に開催している。広々とした大芝生広場やあそびの広場、県立歴史博物館や県立近代美術館（６月末まで全面休館）など文化施設を有する親しみやすい人気の公園だ。講師は「YOGA SAMIKA」を市内で主宰するTAKAKOさん。今年は「腸活と骨盤を整える」をテーマにして、女性でも男性でも、年齢も問わず、朝のさわやかな空気の中でエクササイズを約１時間行う。公園管理事務所によると、「自然の中でのヨガは、スタジオで行うのとは違い、気持ち良さが格別。森林に囲まれた芝生の上で参加してみては」と話す。５月22、26日、６月９、12、16、23日など。木曜日は午前10時から、日曜日と祝日は午前９時から（受付は10分前まで。マットやタオル、飲み物を持参）。１回に付き、参加費は高校生以上1000円、中学生500円。事前予約不要。雨天中止および前日の大雨中止。同園管理事務所（０２７・３４６・２２６９）。
水辺でヨガ リピーター続出
県立多々良沼公園（館林）
ヨシ原や湿地帯があり水辺に多くの生き物が生息している自然豊かな多々良沼にある「県立多々良沼公園」（管理事務所・館林市松沼町）。５年前から、春と秋に月１回程度「青空ヨガ教室」を公園管理事務所が行っている。同園、ボランティアセンター前の多目的広場には、近隣の住民や遠くの市町村から、毎回約50人が集まる。大泉町のインストラクター新井真理江さん（Mieux代表）が講師になって、様々なポーズを初心者にもていねいに指導。人気の教室は、参加者がリピーターになることも多いという。次回は５月29日、６月12日。いずれも午前９～10時（約30分前から受付、マットやタオル、飲み物持参）。参加費、中学生以上1回に付き500円。雨天中止。同管理事務所（０２７６・５６・９９７８）。