日本レミコ押し花学院 押し花アート展

国際園芸博覧会への出展作品も
前橋・ぐんまフラワーパーク

日本レミコ押し花学院(東京都新宿区)による「現代押し花アート展」が5日まで、前橋市柏倉町のぐんまフラワーパークで開かれており、色とりどりの草花を使った鮮やかな押し花作品約100点が並んでいる。

同学院は、全国に200を超える教室を持ち、着色料を使わずに自然のままの美しい色を長期間維持する「レミコの押し花」を教える。その高い技術で作る創作性あふれる「現代押し花アート」は、国内外で高い評価を得ている。毎年、同学院の群馬教室に通う生徒や講師らの作品展示をぐんまフラワーパークで行っているが、今年は、オランダで行われた国際園芸博覧会「フロリアード2022」への出展作品も展示している。

フロリアードは10年に一度、園芸の先進国オランダで開かれる世界最大の花の祭典。4月に開幕し10月まで開催されており、ドイツやフランス、アメリカなど33国が参加している。同学院は4月29日から2週間参加。出展を終えたばかりの作品をすべてぐんまフラワーパークに移し展示しており、会場には、着物に押し花をあしらった作品や、同学院の近藤レミ子さんがオランダの港町マルケン島の街並みを描いた作品=写真=などが並ぶ。同学院事務局長の近藤政代さんは「オランダの方々にもたいへん喜んでいただいた作品を、ひとりでも多くの方にご覧になっていただければ」と話す。観覧無料だが要入園料(一般720円)。問い合わせは同学院本部(03-5389-6425)へ。

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