県内も梅雨入り。今週は、雨の中しっとりと咲くアジサイとハナショウブの名所を紹介。
見頃の園内に花摘み娘4年ぶりに登場
館林花菖蒲園
館林つつじが岡第二公園の館林花菖蒲園(館林市尾曳町)では、5千平方メートルの園内に咲く約100品種4千株のハナショウブが見頃を迎えている。3年ぶりに開かれている「たてばやし花菖蒲まつり」では、19日まで毎日、同市観光協会会員による臨時カフェがオープン。10日は午前10時から旧秋元別邸が一般公開され、ふるさとガイドボランティアが案内する。
さらに11、12日には物産販売や邦楽演奏会などイベント盛りだくさん。館林市観光協会の大木翼さんは「週末は郷土物産販売のほか、飲食店やキッチンカーも多く出店します。満開のハナショウブを楽しみながら箏と尺八の演奏や、4年ぶりに登場し花がらを摘む「花摘み娘」の実演などをお楽しみください」と話す。入園無料。問い合わせは同市観光協会(0276・74・5233)へ。
高台から西上州の山並み望みつつ
下仁田あじさい園
上信越道下仁田インター近くの下仁田あじさい園(下仁田町馬山)では、アジサイが咲き始めた。同園は、近くを流れる鏑川によって作られた河岸段丘にあり、展望台からは赤城山のほか荒船山など西上州の山並みが一望できる絶景スポット=写真。斜面には同町馬山(まやま)地区の地元ボランティアで作る「紫陽花を育てる会」(土屋稔会長)が、1年を通じて管理を行っている。3ヘクタールの園内にはガクアジサイ、ヤマアジサイ、テマリアジサイ、アナベルなど約20種類約2万株が植えられ、例年6月中~下旬に見頃となる。要協力金一般300円、小学生100円、未就学児無料。同町観光協会(0274・67・7500)。
また、馬山多目的グラウンドからあじさい園までを徒歩で巡りながら、下仁田の地形や歴史に親しむ「ジオツアー」(ジオパーク下仁田協議会主催)が18日に開かれる。古代の遺跡や中世の山城の話などを地元ボランティアがガイドする。要申込。先着20人(定員になり次第締切)。参加費800円(あじさい園協力金含む)。同町自然史館(0274・70・3070)。