いつでも専門店のスイーツが食べられる! スイーツ自販機

コロナで生まれたユニーク自販機。

今回は冷凍・冷蔵の「スイーツ自販機」を紹介する。

アイスパフェ
ランコントレ(桐生)

高さ約10センチの透明なプラスチック容器に、アイスやクリーム、ゼリー、シフォンなどが入る

今春、冷凍自販機を導入したパンとケーキの店「ランコントレ」(桐生市川内町、小島行弘代表)では、イチゴやチョコ、マンゴーなどの「アイスパフェ」が購入できる。

以前はカフェのメニューとして店内で提供していたパフェが大人気だった同店。「おうちで、家族でパティシエの味を楽しみたい」という声を受けて、容器を工夫してパフェを冷凍にしている。パティシエの富沢誌織さん(46)が素材の良さを生かして、一つひとつ手作りする。「完熟イチゴとレアチーズ」(800円)や「チョコ過ぎる!?濃厚ガトーショコラ」(同)など人気のパフェに加えて、お酒と一緒に味わいたくなる大人味のピスタチオを使った「ピスターシュ」もある。マネージャーの長井可奈子さん(42)は「店で食べられるパフェをおうちでも食べられます。『ごほうびパフェ』をお試しください」とすすめる。自販機の営業時間は、午前5時~深夜1時。同店(0277-46-9631)。

バウムクーヘン
樫の木(沼田)

伝統的なドイツ製法でつくり上げるバウムクーヘンは、全てお店にある工房で手焼きをしている。

バウムクーヘンの専門店として知られる洋菓子工房「樫の木」(沼田市中町)でも昨年、コロナをきっかけに冷蔵自販機を導入した。早朝や夜間の時間にも、県内外から観光客やビジネス客が手土産に利用しているという。さらに、地元の高校生なども気軽に購入し、広い客層に。バウムクーヘンは、伝統的なドイツ製法で焼き上げたもの。深い味わいは、小説家のよしもとばななさんもファンとか。オーナーの鈴木博之さん(48)は、「カットしたものやホールも店内と同じものが24時間購入できます。ご賞味ください」と話す。同店(0278-22-2777)。

生ケーキ
プルミエ(太田)

一番人気の「おまかせの生ケーキ5個入り」

生ケーキ、焼き菓子両方が揃う「スイーツカフェ プルミエ」(太田市鳥山下町)。コロナ対策やお客さんのレジ待ちの時間を短縮したいと、2年前に冷蔵自販機を導入。店の休業日や夜間にも好評だったことから、今春、冷凍の自販機を入れて現在2台が稼働する。一番人気は、冷蔵自販機の「おまかせの生ケーキ5個入り」(1500円)。冷凍自販機では、これまで日持ちしなかった半生菓子「クロッフルチョコ」(300円)や「はんじゅくスフレ10個入り」(1300円)を凍ったまま提供。岩﨑智行オーナーは、「冷凍も冷蔵も様々な洋菓子が24時間買えるようになりました」と今後も工夫をしていくという。同店(0276-32-6090)。

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