「自分らしく生きるための一歩を踏み出そう」
就労移行支援事業・就労定着支援事業所「ワークフォー高崎」
施設見学を随時受付中
障害のある人の就職をサポートする就労移行支援事業所・就労定着支援事業所「ワークフォー高崎」(同市八島町)では、希望者やその家族などを対象に施設見学を行っている=写真。現在、約30人の利用者がビジネススキルの習得に励みながら就職を目指している。同所のサービス管理責任者の菊池寛晃さん(45)は「スタッフ一丸となって就職や就労後をサポートします。働きたいという気持ちがある方は、自分らしく生きるための一歩を踏み出して欲しい」と呼びかける。
高崎駅西口から徒歩2分に位置するワークフォー高崎は、障害者の就労支援を目的に医療法人原会(伊勢崎市境上武士)が2018年開所。以来、就職者数は31人に上り、現在の就職後6カ月以上の定着率は100%を誇る。
18歳以上65歳未満で、精神や知的、身体などの障がいがある人が対象。利用者は個別プログラムに沿って就職に必要なビジネスマナーやパソコンスキル、対人スキル、実際に企業で行う業務などを学ぶ。就業先は上場企業や官公庁、学校、図書館、福祉施設、スーパー、飲食店など多岐に渡る。
10代の頃から引きこもっていたという20代男性は、「緘黙症のため人とうまく話せませんでしたが、ここに来て会話が出来るようになり自分でも驚いています。将来の目標や仲間が出来て毎日が楽しいですね」と笑顔を見せる。一方、グループホームから通所している30代女性は、「自分に合ったプログラムを組んでもらえるので安心。生活面でのアドバイスもしてもらえるので心強いです」と語る。同所では、就職に向けたプログラム提供や就職活動のサポートに加え、就職後の職場定着支援も継続的に行っている。同所就労支援員の真田幸枝さん(45)は、「一人ひとりの状況やペースに添ったサポートを心掛けています。私たちと一緒に出来ることから始めましょう」と話す。同所(027・395・0580)へ。