勇壮に、華やかに
8月上旬にかけて県内で開催される花火大会を紹介。
館林手筒花火大会(館林まつり運営委員会主催)は23日、館林城ゆめひろば(旧市役所東広場)で3年ぶりに開かれる。手筒花火=写真①=は愛知県東三河地方が発祥。館林藩初代藩主が三河国出身だった縁で1999年に館林で初開催され、地元の有志により設立された館林煙硝会(池田光弘会長)が今日に伝承している。荒縄で覆い黒色火薬を詰めた、長さ約1m、直径約20㌢の竹筒を人が抱えながら吹き上げさせる花火。約10mの火柱と、火の粉を浴びながら放揚する男たちの勇壮な姿、消火寸前に底が抜けて地面へ炎が噴出する様子などが見どころ。午後7時35分から約1時間。大小約72本の手筒花火とともに、打ち上げ花火も鑑賞できる。観覧無料。小雨決行、雷雨中断、荒天中止。同市商工課(0276-47-5148)
高崎市箕郷町ふれあい公園では31日、3年ぶりに開かれる「箕郷ふるさと祭り」のフィナーレとして花火大会が開催される=写真②。国内の競技会で多数受賞歴を持つ市内の菊屋小幡花火店による最大5号玉の型物花火や特大スターマインなど約2000発が、華麗に夜空を彩る。午後7時半~8時。同市箕郷支所(027-371-5111)
このほか、同じく高崎市の榛名湖では8月5日午後8時、湖上の花火大会が3年ぶりに開かれる。今年は観覧エリアを設け、規模も縮小して行う。約1500発。点火した花火を、水中に向かって打ち込み水の中で爆発させる水上花火=写真③=と、スターマインなどの打ち上げ花火との競演が楽しめる。水面に映る花火が周囲の山々に共鳴する音とともに楽しめる。雨天決行、荒天の場合は8月12日に延期。問い合わせは榛名の祭り実行委員会(榛名観光協会=027-374-5111)、花火大会当日専用(027-374-9900)