建具職人の技を生かした照明器具 意匠登録出願中

木万里(吉岡)

住宅建築を手掛ける木万里(吉岡町・大澤昌治代表)が、建具づくりの技術を生かした木製照明器具を製作し、特許庁に意匠登録を出願した。7月末頃登録予定という。意匠登録は、物品の新しいデザインを創作者の財産として保護し、利用のルールについて定める制度。

同社の木製照明器具は障子の桟のような形状の木曽ひのき材を、金具を使わずにらせん状に組み上げたもの。天井から吊るすタイプで、格子を通して広がる光には木の色も加わり、室内が落ち着いた色合いに照らされる。大澤代表は「木の家の雰囲気に合う照明を作成した。一般住宅だけではなく、宿泊施設や公共施設などにも使っていただけると思う。今後は建築だけでなく照明器具や家具の要望にも対応していく」と話す。

7月30、31日午後2時から午後8時、同社ショールームで木製照明器具の発表展示会を開き、試作品などの値引き販売も行う。詳細は同社ホームページで。電話(0279・54・8327)。

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