夏休みといえばカブトムシやクワガタ。渋川市赤城町の「赤城自然園」(クレディセゾン運営)と桐生市新里町の「月夜野きのこ園ぐんま昆虫の森・新里」で行われる展示を紹介する。
■3つの「世界一」が大集合 渋川・赤城自然園で10~15日
赤城自然園は今月10~15日、「FJネクスト×赤城自然園 夏休みカブトムシ・クワガタ展」を開催する。自然豊かな園内で、夏休み中の子どもたちに生き物への興味を育んでもらおうと、世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」=写真=や、世界一大きいノコギリクワガタ「ギラファノコギリクワガタ」、虹色に輝き世界一美しいと言われる「ニジイロクワガタ」のほか、園内に生息するカブトムシ、ミヤマクワガタ、ルリボシカミキリを展示する。自分のカメラでの記念撮影も可能。ほかにも園内で確認できる昆虫の写真展示も。昆虫館裏の観察小屋では「『カブトムシと遊ぼう!』園内昆虫展」を同時開催、係員がカブトムシの触り方をレクチャーする。いずれも参加無料だが要入園料(一般1000円、中学生以下無料)。午前9~午後4時半(入園、園内昆虫展は同3時半まで)。期間中は、中学生以下の来園者に「たんけんブック」を無料配布。園内を探検してミッションをクリアするとオリジナル缶バッジがもらえる。玉村町から祖父母と来園した寺崎稜騎さん(7)と湊翔さん(6)、結彩さん(4)は、「たんけんブックを見ながら、トンボやバッタを捕まえました」と笑顔を見せた。同園(0279-56-5211)。
■12の生体ずらり「国内最大級展示」 桐生・昆虫の森で28日まで
月夜野きのこ園ぐんま昆虫の森・新里でも、夏の特別展「カブトムシ・クワガタ展」が開催されている。28日まで。「世界の生きたカブト・クワガタ」コーナーでは、実物昆虫の生息環境をイメージした12の各ケースに、ヘラクレスオオカブトやギラファノコギリクワガタが生体展示されている。また、世界のカブトやクワガタの標本約300点に加え、日本産のクワガタムシ類48種(約100亜種)の標本も展示。カブトなど昆虫に関する著書がある同園の筒井学昆虫企画係長(57)は、「国内最大規模の学術的展示です。ぜひお越しください」と呼び掛ける。なお、「ぐんまのレッドデータの昆虫」企画展も開催中(10月30日まで)。入園料は、一般410円、大・高校生200円、中学生以下無料。14日まで午前中の入園は事前予約必要。HP(http://www.giw.pref.gunma.jp)から申し込む。同園(0277-74-6441)。