県内最年少の女性山伏で榛東村にある大福院住職の小野関隆香さん(23)が、「赤城山と山伏」をテーマにした法話会を赤城山で行った=写真。
前橋市富士見町赤城山の飲食店「トレッカーズカフェ」では、参加者13人が、屋外での飲食を楽しみながら法話を聞いた。僧侶の小野関さんは、まず、山伏の歴史や山での修行、ほら貝を持って鈴懸を着ているスタイルなど山伏について説明。さらに、赤城山が山伏にとって修験道の場だったと話をした。赤城大沼や黒檜山、地蔵岳などの自然そのものが、信仰の対象になっていたことも紹介した。参加者は、女性山伏の親しみやすい法話に、メモをとったり、うなずいたりして聞き入っていた。
小野関さんは、「固いイメージがある法話を気軽に楽しんでもらえた。赤城山が修験道や山伏と関係が深い場所と知ってもらえてうれしいです」と話した