新島短大で 社会人力養成講座

実社会に出てからの力を育成

新島学園短期大学(高崎市・岩田雅明学長)で3年前から実施している「社会人力養成講座」が、今年も学生の関心を集めている。

毎回業種の異なる企業経営者が講師として登壇。共通のテーマで自身の経験や考えを話し、ワークショップも行う。今年のテーマは「社会に出てからの頭の使い方を体感する」。6月に講師として招かれた兼希工業(伊勢崎市)取締役の細渕恵美さんは、高校時代や前職での挫折や克服から得た教訓を「継続は力なり」と紹介。「小さな経験も失敗も全て糧になる。考えたことを言葉にすれば自己の力になる」と話した。続くワークショップでは学生らが自身の経験とそこから得た教訓を発表した。1年の嶋田琴和さんは「物事を継続するのは苦手だったが、その大切さを知った。何事にも諦めず取り組みたい」と話した。監修する岩田学長は「学校で学ぶことと社会で経験することには差がある。それを学生のうちに体感してもらいたい」と強調した。

学生らの発表を振り返り、講評する細渕さん
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