伝統建築家屋の絵はがき原画展
伊勢崎・境図書館で25日まで
伊勢崎市では、旧島村(現伊勢崎市)に生まれ、日本の養蚕業の発展に大きく関わった田島弥平(1822~98)の生誕200周年にちなみ、絵はがき原画展の開催のほか、弥平に関する講座のオンライン配信を実施している。
弥平は江戸時代末期、風通しを重視した蚕の飼育法「清涼育」を確立。養蚕の技術をまとめた「養蚕新論」や「続養蚕新論」を出版するなどし、、養蚕業・蚕種(蚕の卵)製造業に大きく貢献した。
絵はがき原画展「伊勢崎市境地区の伝統建築家屋17景」は、同市境図書館で25日まで。原画は、貴重な郷土資料として、今年解散した同市境文化研究会から同館に寄贈されたもの。田島弥平旧宅=写真=など伝統建築家屋や風景を描いた、同市の画家・糸井優さんの鉛筆画17点を展示している。月曜、祝日休館。
なお、伊勢崎市図書館は、先月行った郷土文化講座「田島弥平と世界遺産『富岡製糸場と絹産業遺産群』」の動画をオンラインで配信中。県文化振興課歴史文化遺産室の井上昌美室長が、弥平の功績や世界遺産登録までの経緯などを語っている。30日まで。無料。図書館ホームページから申し込むと視聴できる。伊勢崎市図書館(0270-23-2346)。