ロシアの軍事侵攻に心痛めた 世界屈指の指揮者ソヒエフ登場

N響  1月28日 高崎芸術劇場

ロシアの軍事侵攻に心を痛めた世界屈指の指揮者トゥガン・ソヒエフが来日し、国内外で活躍するNHK交響楽団とともに、高崎芸術劇場で1月28日渾身のタクトを振る。

ソヒエフは1977年ロシア生まれ。世界中の一流オーケストラに客演して活躍していたが、ロシアのウクライナ侵攻が起こってからは、複雑な思いを抱え続けて音楽を演奏している。これまで世界を舞台に活動していたにもかかわらず、2022年には、携わっていたフランスのトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督に加え、ロシアのボリショイ歌劇場の音楽監督兼首席指揮者を両方とも辞任して、世界を驚かせた。国や組織を超えた「音楽家」としての姿勢に注目が集まっている。

高崎芸術劇場では、ベルリン・フィル首席ヴィオラ奏者のアミハイ・グロスを迎え、バルトークの「ヴィオラ協奏曲」(シェルイ版)を演奏。また、フランスの作曲家ラヴェルの「ダフニスとクロエ」組曲の第1番、2番や同じくフランスのドビュッシーの交響詩「海」をN響とともに演奏する。担当者は、「日本を代表するオーケストラを高崎で聴ける貴重な機会です。足を運んでみて」と呼び掛ける。午後2時開演。全席指定。S席8000円、A席6000円、B席4000円、25歳以下2000円(税込)。同チケットセンター( 027-321-3900 )。

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オーケストラのみの演奏やオペラでも国際的活躍をする
トゥガン・ソヒエフ

 

年間54回の定期公演を行うNHK交響楽団
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