初の体験会に官民約30人参加
高崎
脱炭素への理解を深めてもらおうと、高崎市産業創造館で2日、カードゲーム体験会「2050カーボンニュートラル」が開かれた。企業の省エネや脱炭素化を支援する「一般社団法人ぐんまカーボンニュートラル推進会」(赤尾佳子代表理事)が初めて企画。県内の自治体や企業などから約30人が参加し、ゲームを通してカーボンニュートラルの課題を探った。
同推進会はカーボンニュートラル(CO2排出量実質ゼロ)の実現を目指し、体験会を実施。参加者は12の組織に分かれゲームを展開。「消費エネルギー量の見える化」などカードに書かれた目標をクリアしながらカーボンニュートラルの意義や重要性を学んだ。
地域発電会社「かんとうYAWARAGIエネルギー」の小林徹さんは「地道に行動し続けることの大切さをリアルに感じられ、多くの気付きが得られました」と語った。推進会の赤尾代表理事は「カーボンニュートラルへの挑戦が環境と経済の好循環を生み出す一歩になると、感覚的に理解してもらえたのでは。今後も脱炭素化に向け情報共有が出来る環境作りをしていきたい」と話す。 (中島美江子)