「生徒たちの教育に役立てて」 学習支援NPOへ収益金38万円を寄付

すいらん美術展実行委員会

第41回すいらん美術展実行委員会(小和瀬貴弘委員長)は先月28日、高崎の「NPO法人学習塾HOPE」を訪れ、すいらん美術展の収益金など約38万5千円を同NPOに寄付した=写真。

同美術展は、「すいらんアートスクール・ゼミナール」(前橋市文京町、梅津宏規校長)に通う受講生約200人と講師陣が先月21~23日に開催。アートによる社会貢献を目指し、会場の一角ではオークション形式のチャリティ絵画展も実施した。

チャリティ絵画展は今年で14回目を迎える。同実行委は毎年、同絵画展の収益金を自立援助ホーム「ぐんま風の家」や「ぐんまふるさと納税・芸術文化の振興」、「こども食堂ネットワークぐんま」などに寄付してきた。

今年の寄付先である同NPO学習塾HOPEは学習支援として11年前から活動し、現在では前橋や高崎、藤岡など6市町で計16校の無料学習塾を運営。元教員や現役大学生らがボランティア講師を務め、小中学校と高校生の約70人に個別指導を行っている。

小和瀬委員長は「学習塾は継続することが大切。生徒たちの教育に役立ててもらえたら嬉しい」と話し、寄付金を受け取った同NPOの高橋寛代表と芦田二郎副代表は「コロナ下で運営が厳しく、寄付金は大変ありがたい。塾の運営に活用したい」とお礼を述べた。

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