司法書士と精神保健福祉士が悩みに対応

昨年末に電話と対面で無料相談会
群馬司法書士会

群馬司法書士会(石橋修会長)は昨年12月25日、前橋の群馬司法書士会館で「いのちを守る何でも相談会」を開き、約20件の相談を受けた。精神保健福祉士と共に、経済問題や人間関係、精神不安など様々な悩みに無料で応じた=写真。

昨年末に開かれた無料相談会で、様々な悩みに応じる司法書士=前橋の群馬司法書士会館

群馬司法書士会では毎冬、様々な困りごとに応じる年末無料相談会を行っている。昨年末は前橋、高崎、太田の3か所で実施、計約30件の相談が寄せられた。前橋会場ではコロナ禍で経済不安や社会的孤立が深刻化している状況を受け、困りごと相談会に加え、「いのちを守る」をテーマにした相談会も初めて開催。
「いのちを守る何でも相談会」では、老々介護やアルコール依存症、借金、過重労働、親権問題など様々な相談に司法書士と精神保健福祉士が応じた。会社員や自営業、パート、主婦、高齢者など境遇は様々で、緊急支援を要するケースも少なくなかったという。群馬司法書士会の仲道宗弘企画部長(57)は、「長引くコロナの影響で、厳しい状況に置かれている人が想像以上に多いと感じました。今後も深刻な悩みを抱える人たちのサポートを継続的に行っていきたい」と話す。

なお、群馬司法書士会では平日無料電話相談(027-221-0150/月~金曜午前10時~午後4時)を実施中。詳しくは同会ホームページを参照( https://gunma-shihoshoshi.or.jp )。 (中島美江子)

掲載内容のコピーはできません。