シンフォニーやコンチェルト、弦楽四重奏曲など多彩
高崎芸術劇場
今春、高崎芸術劇場では、二つのベートーヴェン・プログラムが行われる。
3月29日は、演奏活動60周年を迎え、演奏の他、著書執筆など、ますます充実した取り組みをする世界的ヴァイオリニスト前橋汀子さんが、渾身のオール・ベートーヴェン・プログラムを披露。ヴァイオリン2本とヴィオラ、チェロのカルテットによる、ベートーヴェン最晩年の名曲「弦楽四重奏曲第14番」などを情感たっぷりに奏でる。午後2時。A席 5000円、B席 4000円。
そして、4月8日は、群馬交響楽団と高崎芸術劇場がタッグを組む「GTシンフォニック・コンサート」のシリーズ公演(年間6回)がいよいよ開幕。初回は、「ザ・ベートヴェン1」と題して大友直人 高崎劇場芸術監督が、「王道」ともいえるベートーヴェン・プログラムの指揮を執る。経験豊富でベートーヴェンに造詣が深いピアニスト清水和音さんを迎え、ピアノ協奏曲の中で唯一短調である中期の名作「ピアノ協奏曲 第3番」を演奏。その他、巨匠ベートーヴェンの若さがみなぎる「交響曲第1番」。そして「ベトシチ」とも略され、テレビドラマ「のだめカンタービレ」のテーマにもなった人気の「交響曲 第7番」を奏でる。交響曲やピアノ協奏曲、弦楽四重奏曲など躍動感あふれる多彩なベートーヴェンを聴ける貴重な機会。【6回通し券】は、全席指定S席 24000円、A席19200円など(4月8日午後2時まで)。【4月8日公演券】S席 5000円、A席 4000円など。同劇場チケットセンター( 027-321-3900 )。(谷 桂)