県内各地の“おひな様”展示イベントを紹介。
■下仁田
下仁田歴史館（ 0274-82-5345 ）では３月５日まで特別展「下仁田のおひな様展」を開催中。全94点。桑の葉を持っていたり、カイコガの羽を背中につけたりした養蚕にまつわる独特なひな人形=写真=など19点は、町内のほか安中や吾妻など西・北毛地域から借り受けた。秋池武館長は「細かい配慮ができる女性は蚕の飼育に重要だった。養蚕が上手で健康な女性に育ってほしいとの親の願いが込められているのでは」と話す。一般200円、高校生以下無料。月曜休館
■伊勢崎
相川考古館（ 0270-25-0082 ）では３月19日まで、明治から平成までの段飾り8組を年代別に展示する雛人形展を開催中。同館の相川裕保さんは「材料が手に入りにくい戦時中に作られた昭和20年の木目込み人形=写真=など、1点1点に込められたストーリーを味わって」と話す。入館料一般500円、小中学生200円。なお3月5日には投扇興、貝合わせ、茶席などが楽しめるイベントも。参加費2000円（当日2200円）。火曜休館
■沼田
利根観光会館では3月26日まで、「老神温泉びっくりひな飾り」を開催中。寄贈された7000体あまりが、幅18㍍高さ3.8㍍の特設ひな段などに並ぶ。真田信之正室「小松姫」をしのび、沼田まつりの山車に飾る小松姫人形や、遺品も特別展示するほか、命日特別法要（２月26日）、沼須人形芝居公演（３月19日）も。近くの湯ノ上集会所では地元のそば会が天ぷらそばを提供（有料、3月4、5、18、19日）。同温泉観光協会（ 0278-56-3013 ）