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マーチングステージ全国大会で初の最高賞
桐生の樹徳高校吹奏楽部が先月19日、神奈川県で開かれた第21回マーチングステージ全国大会に出場し、最高賞である「講評者特別賞」を獲得した。2016年から出場し初の最高位受賞に、学校は大いに沸いている。
同大会は、広いフロアではなく、少人数でも効果的な表現が可能な舞台 (ステージ)上で行進しながら演奏、演技を行う競技。同校は1年から3年までの46人で出場し、人気漫画「約束のネバーランド」実写映画版で使用された音楽で会場を魅了した。
顧問の渡邉秀明教諭は「限られた時間の中で集中して練習を重ねてきた結果だ。今年に入ってからはコロナやインフルエンザの流行もあり各自で練習することが多かったが、本番では一人も欠けることなく出場できたことが大きい。一人ひとりの演技力も高く、厚みのある音楽を奏でることができた点や、物語が伝わる表現ができたことも高く評価されたと思う」と振り返った。
部長と副部長の両役を担う“三役”の富井彩水さん(3年)は「力を全て出し切ろうという気持ちで臨みました。管楽器と私の所属パートの打楽器とがよくまとまった。いい緊張感の中で演奏できたし、高校最後の全国大会で最高賞を取れたので満足です」と喜びを語った。