御朱印のプレゼントも 高崎
ユネスコ「世界の記憶」の登録から5周年を迎えた高崎市の上野三碑(山上碑、多胡碑、金井沢碑)が12日、一般公開される。普段はガラス越しでしか見られない三碑を間近に見学することができる。
上野三碑は、7~8世紀にかけて建てられた古代の石碑。完全な形で残る日本最古の石碑「山上碑」、建郡の記念碑「多胡碑」、仏教の教えで結びつき一族繁栄を祈るため建立した「金井沢碑」の三つで、それぞれ近接した場所に立つ。一般公開は毎年、多胡碑に刻まれた「和銅四年三月九日」にちなみ、近い日曜に開催。公開日は三碑の見学に便利な、上信電鉄「吉井駅」発着の「上野三碑めぐりバス」(無料)を20分間隔に増便して運行する。
また、当日は、「山上碑・金井沢碑を愛する会」が登録5周年を記念し製作したオリジナル御朱印=写真=を無料配布する。山上碑、金井沢碑は近くの四阿(あずまや)で、多胡碑は記念館で入手できる。同会の飯島均さんは「御朱印が上野三碑を訪れるきっかけになれば。ぜひたくさんの人にもらっていただきたい」と話す。市文化財保護課( 027-321-1292 )。