桜シーズンがいよいよ到来し、花の見頃が待ち遠しい今日この頃。一方、カフェや菓子店では、桜色の華やかなケーキの提供が始まりました。今号では、モンブランやロールケーキなど、桜をモチーフにした洋菓子を紹介。一足先に、目や舌で群馬の春を味わってみては。
(上原道子)
しっとりフワフワ エレガントなロールケーキ
手作りケーキ工房 ラムール(前橋)
季節感あふれる様々なケーキや、こだわりのチョコレートなどが人気の「手創りケーキ工房 ラムール」は前橋の閑静な住宅街の一角にある。桜の花びらを連想させるエレガントなトッピングが目を引く「桜ロール」が今日17日から販売開始となる。米粉と桜ペーストが入ったスポンジ生地で、桜あんとたっぷりの生クリームを包み込んだロールケーキは、しっとりフワフワ。上部には桜ペーストを練り込んだ生クリームをたっぷりしぼり、仕上げに薄く伸ばしたピンク色のチョコレートをトッピング。桜の風味が口いっぱいに広がる。ホール(2000円)とピース(380円)を用意。
■前橋市北代田町9-8
電話:027-234-9147
午前8時半~午後7時
定休日:火曜(祝日を除く)
見た目でも味でも 「春」を感じて
Aldewarth THE CAFE(伊勢崎)
伊勢崎の県道2号沿いにある「Aldewarth THE CAFE(オルデウォルス・ザ・カフェ)」では、2種類の生搾りモンブランがワンプレートで楽しめる3月の月替わりメニュー「桜と抹茶」を提供中。「桜」は、ココア風味のメレンゲ菓子をマスカルポーネ入り生クリームで包み、上品な甘さと香りの「桜あん」をたっぷり絞っている。色鮮やかなフィアンティーヌ(薄焼き菓子)を振りかけ、桜の花びらを連想させる演出も。一方、「抹茶」は食感の変化が楽しめるよう、内部にやわらかな求肥を加えた。同店オーナーの古沢健二郎さんは「良質な素材を使い、フランスの名店で修行した菓子職人が味を整えています。色彩だけでなく味のコントラストにもこだわりました。見ても食べても美味しい雅なスイーツで、春を感じてください」と呼びかける。
■伊勢崎市宮子町3425-1
電話:0270-61-8643
午前10時半~午後7時
定休日:不定休
桜餅の風味しっかり
モミノキ洋菓子店(高崎)
昨年店内を改装しリニューアルオープンした高崎のモミノキ洋菓子店では、ロールケーキ「プランタン群馬」(500円)を販売している。桜の葉のパウダーを混ぜた弾力のある桜ロールケーキの上に、刻んだ桜の花びらが入った「桜餡」を重ね、地元の農家から仕入れた新鮮なイチゴ「やよいひめ」をトッピング。内部にはわらび餅入り。プランタンはフランス語で「春」の意。桜が散るまでの季節限定ケーキだそう。
■高崎市新保町29
電話:027-363-7830
午前10~午後6時(喫茶室は正午~午後5時)
定休日:水・木曜
華やかな桜〝満開〟スイーツ各種
パティスリー キュイドール(桐生)
JR桐生駅前の「パティスリーキュイドール」では、桜をモチーフにしたスイーツ3種を販売中だ。「桜のロールケーキ」は、発酵バターをぜいたくに使った、しっとりなめらかなロールケーキ。ホールサイズは予約のみ。「サクラ」は、桜のムースをベースにし、ほろ苦い抹茶のスポンジと、甘酸っぱく香り高い木苺のジュレを閉じ込めた。3つの味が口の中で絶妙に混ざり合う。桜のバタークリームをサンドした「桜のマカロン」は桜の風味と甘じょっぱさが特徴。桜の花の図柄がプリントされた「サクラ」と「桜のマカロン」は見た目にも華やかで、ギフトにもおすすめだ。
■桐生市末広町4-18
電話:0277-22-3880
午前10時~午後7時
定休日:月曜