イタリア屈指のパレルモ・マッシモ劇場 豪華に
高崎芸術劇場
イタリアの南部シチリア島にある屈指の劇場「パレルモ・マッシモ劇場」が来日し、6月20日に高崎芸術劇場で公演する。
マッシモ劇場は、映画「ゴッドファーザーPARTⅢ」にも登場するイタリアの名門歌劇場。高崎芸術劇場では、大人気テノール歌手、フランチェスコ・メーリや世界的評判の歌姫、ソプラノのエルモネラ・ヤオなどスターが勢ぞろい。イタリアオペラの中でも特に人気の高いヴェルディの名作「椿姫」を上演する。
「敷居が高い」と思われがちなオペラだが、良く知られている「乾杯の歌」などのアリアも登場。「この音楽聞いたことある」となるかもしれない。「乾杯の歌」は、舞踏会で青年貴族アルフレード(フランチェスコ・メーリ)が、高級娼婦ヴィオレッタ(エルモネラ・ヤオ)と情熱的にデュエットし、さらに全員が華やかに歌いあげる。
社交界で恋に落ちた二人をアルフレードの父(アルベルト・ガザーレ)は認めず、ヴィオレッタは結核で息を引き取る目が離せない展開。高崎芸術劇場の串田千明事業企画担当部長は、「本場の粋を味わえる『椿姫』です。想像するだけでも心が沸き立ちます。当世屈指の歌手たちとオーケストラ、合唱、バレエ総勢200名による絢爛な舞台。オペラの陶酔感に浸れる一夜になるはず」と魅力について語る。
注目の指揮者フランチェスコ・イヴァン・チャンパ率いるパレルモ・マッシモ劇場管弦楽団と合唱団が演奏。午後6時半開演。全3幕イタリア語上演。日本語字幕付き。上演時間は、休憩を含め約3時間。SS席2万7千円、S席2万3千円、A席1万8千円、B席1万4千円、C席1万円など。同チケットセンター( 027-321-3900 )。(谷 桂)