松岡達英絵本原画展 関連イベント
13日、富岡
“恐竜博士”として知られる県立自然史博物館特別館長・真鍋真さんと、「生命誌」研究の第一人者・中村桂子さんによる講演会が13日、富岡市のかぶら文化ホールで開かれる。同市立美術博物館・福沢一郎記念美術館で開催中の「松岡達英絵本原画展」関連イベントで、現在、参加者を募集中だ。
同展では、自然科学の絵本を数多く手掛ける松岡さんによる3冊(『いのちのひろがり』『くさはら どん』『だんごむしと恐竜のレプトぼうや』)の全原画を展示し、生き物を愛する松岡さんの魅力に迫る。
講演会に登壇する中村さんは、展示原画作品の一つ『いのちのひろがり』で文を担当。地球上で一つの細胞から始まった生き物の歴史は我々人間までつながっているという物語を綴った。絵本の中に恐竜も登場することから、同美術博物館と、今回同館に企画協力したNPO時をつむぐ会が真鍋さんと中村さんの対談を企画した。
真鍋さんは、東京の国立科学博物館副館長でもあり、古生物や恐竜研究のエキスパート。一方、中村さんは、地球誕生から38億年の間に生まれた生物たちの歴史やつながりを読み解く「生命誌」の研究者として活躍中。生命科学について紹介する大阪の博物館「JT生命誌研究館」を1993年に立ち上げ現在は名誉館長を務める。講演会では、絵本「いのちの-」を軸に、二人がそれぞれ専門の立場から「いのちのひろがりと進化のおはなし」をテーマに話す。同美術博物館学芸員の肥留川裕子さんは「お二人とも大変、人気の講師で、対談はめったにない機会。是非、多くの人に聴きにきてほしい」と呼びかける。
午後2時開演。全席自由、一般1000円、3歳~中学生500円、3歳未満無料。要事前申し込み。
なお、美術博物館での原画展は6月11日まで。21日は松岡さんのサイン会(要整理券、先着30人)。入館料一般700円、大高生400円、中学生以下無料。月曜休館。同美術博物館( 0274-62-6200 )。