躍動的な風景画70点
桐生・大川美術館 今月11日まで
明治から平成にかけて活躍した洋画家・曽宮一念の生誕130周年記念展「曽宮一念 空にけやきをゆする風」が、桐生の大川美術館で11日まで開催中だ。画家の没後、遺族から寄贈された作品を中心に油彩画や素描、書など約70点を紹介している。
風景画家として知られる曽宮は、101歳の生涯において絵画や随筆、詩書など多彩な創作活動を展開。今展では力強い筆致と鮮やかな色彩で表現された風景画や花をモチーフにした素描、78歳で失明した後に描いた書などを展示。また、曽宮と同館コレクションの主軸画家・松本竣介との交流を物語るハガキ資料も初公開。同館( 0277-46-3300 )へ。