新島学園高等学校
安中市の新島学園高等学校で先月11日、同校卒業生で社会福祉士の横山北斗さんが「人生のピンチに備えて知っておくと助けになる社会保障の知識について」と題して講演した。横山さんは小児がんで闘病中に同校に入学。置かれた状況によっては通学や進学を断念する人もあるが、横山さんは社会保障制度を利用し、大学にも通えたことから、「困っている人を手伝おう」と社会福祉士になり病院に勤務。患者らの相談を受けるうち、制度が認知されていないことを痛感したという。「社会保障制度は生存権を守るセーフティネット。若いうちから制度のことを知っていれば、自分だけでなく周囲の人を助けることもできるし、新たな制度を作ることもできる」と締めくくった。