フィンランドの首席トランペット奏者が群響に

ヨウコ・ハルヤンネさん招へい
24日 定期演奏会で群馬交響楽団

群響首席トランペット奏者の太田恭史(やすひと)さんが、かつて所属した「フィンランド放送交響楽団」の首席トランペット奏者ヨウコ・ハルヤンネさん

群馬交響楽団(高崎市)では、6月14~25日まで、フィンランド放送交響楽団首席トランペット奏者のヨウコ・ハルヤンネさんを招へいし、客演することで、楽団のレベルアップを目指す。2021年から施行している「群響改革プラン」の一環。

北欧の名手として知られるヨウコ・ハルヤンネさん(60)は、フィンランド生まれ。群響首席トランペット奏者の太田恭史さんの恩師で、かつて所属した「フィンランド放送交響楽団」の首席トランペット奏者。同団のソロ首席トランペット奏者(1984~2019年)を務め、現在は首席トランペット奏者。ソリストとして活躍し、澄み切った音色にファンが多い。

「高校音楽教室」(14~16日)や「室内楽演奏会」(20日、高崎芸術劇場音楽ホール)を始め、「第589回定期演奏会」(24日、高崎芸術劇場大劇場)や長野県の「上田定期演奏会」(25日、サントミューゼ)の6公演に出演。ハルヤンネさんは「群響と一緒に演奏できることがとてもうれしい。お互いに刺激を与えあって素晴らしい演奏をしたい」と話す。

24日の定期演奏会では、ハルヤンネさんが、第一トランペットを奏でる。指揮は秋山和慶マエストロ、チェロは上野通明さん。ラロの「チェロ協奏曲ニ短調」やベルリオーズの「幻想交響曲」を演奏する。午後4時開演。SS席6500円、S席5500円、A席5000円など。チケット専用電話( 027-322-4944 ・平日午前10~午後6時)。

定演で指揮の秋山和慶マエストロ
同じく定演でソリストを務める上野通明さん。ジュネーヴ国際音楽コンクールで、日本人初優勝をの人気アーティスト
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