新島学園短期大学
6月20日、新島学園短期大学(高崎市、岩田雅明学長)で学生によるチャペルアワーが開かれた。同催しは学生対象に毎週行われ、ふだんは宗教主任の職員が進行し聖書朗読や賛美歌の歌唱などを行っているが、年に数度の「学生チャペル」では、司会進行や祈祷、楽器演奏、自己の経験から得られた教訓を話す「奨励」のすべてを学生らが行う。この日の奨励では3人が登壇。2年の茂木瑞稀さんは勤めていた飲食店が突然倒産し、給与も未払いだが、打ち込める仕事や素晴らしい仲間に出会えたことを幸せな時間と振り返り「当たり前の日常はない。一日一日を大切にする」と話した。2年の松田翔真さんは上杉謙信に関心を持ち、博物館や史跡を訪れていた時に大きな地震に遭遇。展示されていた災害の記録を思い出し、「出来事を記録して残すことの大切さを知った。どんなものも興味を持って調べれば気づきがある。探求を続ければ成長できる」と話した。1年の清水美優さんは以前児童福祉施設で働いた経験から、子どもに寄り添うか、従わせるか施設によって指導方針が異なることや、過去に助けが必要な児童に接しながら、それができなかった後悔を語り「勇気を持ち、自分が楽しいと思って子どもに接することが大切と考えている」と話した。