群馬日建工科専門学校 在校生5人が県教育長賞や朝日新聞社賞など受賞

群馬美術家連盟展 建築部門

建築部門で県教育長賞に輝いた海上さん(中央)と、入賞した鈴木さん(右)と春山さん(左)

先月、第70回記念群馬美術家連盟展が前橋の昌賢学園まえばしホール(市民文化会館)で開かれ、群馬日建工科専門学校(前橋市南町)の建築設計研究科の海上由衣さんが建築部門で県教育長賞に輝き、同科の鈴木啓右さんが朝日新聞社賞を、同科の春山亜有香さんが毎日新聞社賞を、同科の金子斗聖さんと建築設計科2年の竹内盛凱さんの2人が奨励賞を受賞した。

「時間の感覚や心情に変化を与えること」をテーマにプランニングした海上さんは、「自分が感動したことを多くの人に知って欲しいという思いを込めて制作しました。このような素敵な賞を頂けて、今までにない驚きと喜びを感じています。この楽しさを忘れず、これからも建築に携わりたい」と満足そうに語った。

シェアハウスと宿泊施設を一体化した作品を手掛けた鈴木さんは「前橋の豊かな自然環境を取り込んだ半屋外空間が特徴で、居住者と宿泊者、周囲の環境それぞれが関わりを持てるような設計にしました。自分の考えや思いを表現する楽しさと難しさを日々感じており、これからも前向きに建築と向き合っていきたい」と力強く語った。また、2つの「帰還」をコンセプトに店舗併用住宅を発表した春山さんは「『家へ帰る』『生まれ還る』の両方が体験できる場所を作りました。この作品のテーマと視覚的なイメージの両面から、建築に興味を持ってくれる人が一人でも増えてくれたらうれしいです」と笑顔を見せた。

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