オール・ショパンを奏でる
高崎芸術劇場
高崎芸術劇場の音楽ホールで9月15日に、ピアノの世界的巨匠プレトニョフのソロ・リサイタルが開催される。
プレトニョフは、1957年生まれ。ピアニストであると共に、指揮者や作曲家としても才能を発揮し、世界中の観客を魅了し続けている芸術家である。13歳でモスクワ音楽院に入学し、21歳でチャイコフスキー国際コンクールで金メダルを獲得。1990年には、私設オーケストラ、ロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を設立し、指揮者、芸術監督として活躍。昨年は、新たに、ラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)を創設し話題に。東西ヨーロッパの音楽家の演奏活動を常にリードしている。
今回、プレトニョフが奏でるプログラムは、「オール・ショパン」。曲目は、ポロネーズ変イ長調 「幻想ポロネーズ」やポロネーズ第6番変イ長調「英雄」、夜想曲第2番変ホ長調など。
巨匠の息づかいを感じながら小空間でショパンを味わえる贅沢なリサイタルになる。同劇場の担当者白川由芙子さんは、「今回のリサイタルは、オールショパンプログラム。60歳を超えたプレトニョフの演奏には、繊細さや正確さを超越した、静かな英知が漂っています。孤高のピアニストが奏でる旋律をご堪能ください」と語りかける。午後7時開演。全席指定一般1万円。 25歳以下3000円。同劇場チケットセンター( 027-321-3900 )。