10年間の収蔵品を一堂に 今月24日まで

アーツ前橋開館10周年
記念コレクション+展

多彩なコレクションの数々が並ぶ会場=アーツ前橋

アーツ前橋では10月に開館10周年を迎えるのを記念し、収蔵品を紹介する「コレクション+ 手のひらから宇宙まで」展を開催している。会場には、近代、現代美術のコレクションから選出された約130点が展示されている。今月24日まで。

10章立ての今展は、静物や人物、風景など身近なものから宇宙まで、収蔵品を一つの物語として捉え、館の歩みと共に紹介している。ジャンルは絵画から写真、彫刻、インスタレーション、映像まで幅広い。

タイトルに「+」とあるように、前橋在住のアーティスト白川昌生さんが今展に合わせて制作した「美術館」をテーマにした新作も並ぶ。出原均館長は「全館使っての大規模コレクション展は初めて。森羅万象を取り扱う美術館とは何ぞや、コレクションとは何ぞや、記念展を通してそんなことを考えてもらえたら嬉しいです」と話す。同館( 027-230-1144 )。

掲載内容のコピーはできません。