企画展「ポケモン化石博物館」
自然史博物館で12月3日まで
人気ゲーム 『ポケットモンスター(ポケモン)』 シリーズの世界観を通して、古生物学について楽しく学べる企画展「ポケモン化石博物館」が、富岡の県立自然史博物館で開催されている。
ふしぎな生き物「ポケモン」には、カセキから復元されるポケモン「カセキポケモン」が沢山いることから、全国の博物館5館が協力して企画した。会場には「カセキポケモン」の実物大骨格想像模型を始め、実際の古生物の化石や標本など185点が並ぶ。「カセキポケモン」と、化石、古生物を比較したイラストパネルも数多く展示。なかでも、高さ2・7㍍のツンドラポケモン「アマルルガ」の全身骨格想像模型と、恐竜のアマルガサウルスの全身骨格標本は、どちらも巨大で迫力満点だ。課外授業で訪れた南牧小5年の小須田晴麿君(11)は、「ポケモンと一緒に古生物が展示されているので分かりやすくて楽しい。特に翼竜化石がカッコ良かった」と笑顔で語った。
同館の高桑祐司さんは、「カセキポケモンと実際の化石を見比べて、似ているところや異なるところを見つけて欲しい。今展をきっかけに、古生物の世界に興味を持ってもらえたら」と話す。
なお、11月12日には講演会「恐竜研究最前線in 2023」も実施される。企画展は12月3日まで。月曜休館。一般1000円、大高生500円、中学生以下無料。観覧やイベントは事前予約が必要。詳細は同館HP( https://www.gmnh.pref.gunma.jp )へ。 (中島美江子)