全盲の彫刻家・三輪途道さん 詩人・谷川俊太郎さんとの共同詩画集

児童書「かべとじめん」朗読会 前橋で18日

42㌻オールカラー、1870円

下仁田町在住の全盲の彫刻家・三輪途道(みわ みちよ)さんが、詩人の谷川俊太郎さんと共同で制作した詩画集「かべとじめん」(メノキ書房)の朗読会が18日、前橋市千代田町の絵本専門店「本の家2」で開かれる。

同書は、メノキ書房が、三輪さんをモデルにした絵本「みえなくなったちょうこくか(2022年)」を出版した際、帯の言葉を谷川さんが引き受けてくれた縁で共同制作が実現。目の病気で視力を失った三輪さんが、触覚を頼りに粘土で形作りクレヨンやパステルで彩色したレリーフ作品に、谷川さんが詩を紡いだ。

朗読会では、様々な年代の男女5、6人が詩画集を読み、合間に電子ピアノの演奏が流れる。同書房代表の立木寛子さんは「二人の才能がぶつかり合い、お互いの世界観に触発され生まれた本です。朗読会には三輪さんの恩師など様々な関わりのある方が登場予定です」と話す。午後2時から。本の家2( 027-212-7273 )。

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