太田で経営セミナー
ぐんまカーボンニュートラル推進会
企業の省エネや脱炭素化をサポートする一般社団法人「ぐんまカーボンニュートラル推進会」(高崎市、赤尾佳子代表理事)は先月29日、県内の中小企業を対象とした「省エネ・脱炭素経営セミナー」を太田市の「テクノプラザおおた」で開いた。市内の企業や群馬県の取り組みを始め、LPガス商社の支援策や行政の補助金活用事例などが紹介され、企業関係者ら約30人がカーボンニュートラル実現への理解を深めた。
経営セミナーでは、自動車用電装品メーカー「澤藤電機」(同市新田早川町)サステナブル戦略部長の大見山浩康さんやLPガス商社「アストモスエネルギー」(東京都)新事業開発部副部長の比留間聖さん、県職員ら4人が講師を務めた。大見山さんはサプライチェーン全体の排出量を踏まえた自社の脱炭素経営戦略や、仕入れ先への働きかけや脱炭素支援について説明。「エネルギーの無駄を省くことで収益が改善する。カーボンニュートラル実現には、関係各社様とのパートナーシップが欠かせない。今後も連携や協力体制を強化し、温室効果ガス削減に向けた活動を推進していきたい」と力強く語った。
比留間さんはクリーンエネルギーとして注目が高まっているLPガスについて、省エネ省コストに繋がり災害時にも強く様々なメリットがあると紹介。同推進会の赤尾代表理事は、「セミナーは来年以降も県内各地で開催します。省エネや脱炭素経営に関心のある経営者は是非、ご参加下さい」と呼びかける。同会(027・388・1193)。