高崎健康福祉大
町内で提供予定、2月にはレシピ集発行も
高崎健康福祉大(高崎市)の健康栄養学科は、下仁田町を盛り上げようと、町の特産物であるシイタケ、下仁田ネギ、コンニャクを使ったオリジナルレシピ「シン・下仁田メシ」の開発に取り組んでいる。昨年末には同町で試食会を開催。学生らが考案したメニューを町内の飲食店オーナーや地元農家らにふるまった。
大学生の若い力と発想力により中山間地域を活性化させようという県の事業「やま・さと応縁隊」を活用した取り組み。同科に所属する1年生80人が4人1組となり全20種類(各食材1品を使った主食、主菜、副菜、デザート)のレシピを考案。メニューは、2月発行予定のレシピ集に掲載し、町内全戸に配布するほか、町の観光協会などでも無料配布予定。また店舗ごとに採用となった作品は、各店で実際に商品として提供される。
先月27日に町内の「こんにゃく手作り体験道場」で開かれた試食会では、「しいたけ丸ごと!餡かけ焼売」や「下仁田こんにゃくチャーハン」など事前のプレゼンや書類審査をもとに決定した11品を学生たちが実際に調理。参加店舗は、「食材の魅力再認識」「味と食べやすさ」「新しさ」など5つの観点について5段階で評価しながら、自店での商品化を視野にじっくり検討した。講評では「学生さんのアイディアは刺激になった」「見た目と、味のイメージが違っていて面白かった」「アレンジがききそう」などの意見が述べられた。
「下仁田ねぎの肉巻き」を開発した同科1年の谷内花菜さん(19)は「採用が決まったお店の方から『11月のプレゼン会のあとに実際自分で作ってみたよ』と言われて嬉しかった」と笑顔を見せた。担当する同大の大家千枝子准教授は「各店舗で採用していただけてほっとした。レシピも広く発信していけたら」と話す。
※レシピ集の発行については決まり次第公式インスタグラム(kendai_univ)等で発信予定