多彩な作品ずらり ペルー映画祭 開催中

前橋限定の特別上映作品も
9日まで 前橋シネマハウス

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前橋シネマハウスでは、南米ペルーの珠玉作を上映する「ペルー映画祭」を開催中。2021年に全国5都市で開催され好評を博した映画祭の第2弾で、群馬では初開催。神秘的で多様性に満ちたペルーの、ドキュメンタリーやフィクションなど、多彩な映画作品が楽しめる。9日まで。

映画祭は、ペルー映画を日本に紹介する活動を行う団体「ブエナワイカ」が主催。今年没後60年となるペルーの伝説的詩人ハビエル・エローを描いた「情熱の大河に消える」=写真=や、21年アカデミー賞ペルー代表作品の「旅するエリスバン」、保守的なペルーのLGBTQ事情に迫るドキュメンタリー作品「クイーンに沸いた夜」、昨年劇場公開され話題となった「アンデス、ふたりぼっち」のオスカル・カタコラ監督が撮影を務めた「アルパカと生きる喜び」などが上映される。ほかにも、前橋限定として、ペルーの食文化の魅力に迫るドキュメンタリー映画「クッキング・アップ・ドリームス」の特別上映が、最終日の9日に行われる。。

今回の映画祭は、日本ペルー外交関係樹立150周年にあたる昨年の10月に東京でスタートし、大阪、横浜、京都で開催され前橋へ。同館の日沼大樹支配人は「見応えのある作品ばかり。この映画祭が異文化を深く知るきっかけになれば」と話す。当日一般1600円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円。火曜休館。前橋シネマハウス(027・212・9127)。

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