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お笑い芸人、声優、俳優、ミュージシャン
金谷ヒデユキ さん (58=安中出身)
今月21日 都内で単独ライブを開催
お笑い芸人、声優、ミュージシャン、俳優と多方面で活躍する金谷ヒデユキさん(58=安中出身)が今春、都内で単独ライブを開き、ギター漫談や替え歌など多彩な「笑い」を届ける。「子どもからお年寄りまで、誰でも楽しめるライブなので是非、遊びに来て下さい」と呼びかけている。
伝説のお笑い番組「ボキャブラ天国」で「地獄のスナフキン」と呼ばれ大ブレイク。現在、お笑いに加え声優や俳優など活動の幅を広げている。単独ライブをスタートさせたのは昨年末から。「新ネタをいっぱい作って、それを発表する場を作りたいと思ったから。人って追い込まれないと本気出せないでしょう」と笑う。
単独ライブでは「YOASOBI」や「新しい学校のリーダーズ」の替え歌など、新作ネタを中心に発表。「歌ネタあり、漫談あり、落語あり。今まで自分がやってきたことを全部入れて、ぐつぐつ煮込んで一つの料理を完成させるような感じ」と明かす。
順風満帆に見える芸人人生だが、ここまでに至る道のりは決して平坦ではない。ボキャブラ天国で一世を風靡した後、芸人を引退しミュージシャンとしての活動に専念。全国でストリートライブを展開するも鳴かず飛ばず状態が長く続く。そんな時に紹介されて始めたのが声優の仕事だった。アニメや洋画の吹き替えなどをしていた頃、ネット番組でのネタ披露がきっかけで2008年に芸人復帰を果たす。「10年振りにネタをやったら、何か凄く気持ち良かったんですよね。やっぱりお笑いが好きなんだなと再確認しました」と語る。
2014年に独学で落語を習得し、2017年からは浅草漫才協会に所属。以来、月6回ペースで浅草・東洋館の舞台に立つ。ナイツや錦鯉、U字工事、おぼんこぼんなど、多くの人気芸人が集う東洋館で芸を磨くと共に、「笑い」の魅力を広く発信する。東京を拠点に活動する一方、地元のラジオ高崎でパーソナリティーを務めるなど芸人として培ったトーク力を存分に発揮中だ。「ネガティブなことも全て笑いに変えて、人を楽しませたい。いつかは生まれ育った安中で単独ライブを開き、お客さんたちを大いに笑わせたいですね」と瞳を輝かせた。 (中島美江子)
【単独お笑いライブ】
「渋谷Bar BASE」(東京都渋谷区松濤2-14-12 シャンボール松濤106)/3月21日午後8時開演 料金:2500円(ワンドリンク付) 希望者は名前(ニックネーム可)、予約枚数、連絡先を明記の上、kanayahideyuki999@gmail.com へ
プロフィル
65年生まれ。芸人、声優、ミュージシャン、俳優として活躍。お笑い番組「タモリのボキャブラ天国」では「地獄のスナフキン」のキャッチフレーズで人気を博した。その後、音楽活動を経て2005年より声優の活動もスタート。声優では「けいおん!!」「機関車トーマス」「トイ・ストーリー4」「笑ゥせぇるすまんNEW」「アベンジャーズ/エンドゲーム」とヒット作に出演。2017年より浅草漫才協会に所属。ギター漫談、替え歌、落語など芸人として精力的に活動を展開。ミュージシャンとしても「金谷ヒデユキ&邪道アコースティックファクトリー」として音楽ライブに出演するほか、朝日ぐんまコラム「地獄のスナフキン新聞」(2016年9月~2021年3月)の執筆やラジオ高崎「アンドレディオ」(隔週土曜)のパーソナリティを務めるなど多方面で活躍中