外国人患者を言語面でサポート

医療通訳者有志の会 会員募集中

第1回通訳登録者説明会・講習会のようす

任意団体「群馬医療通訳者有志の会」(前橋市三俣町)は3日、前橋プラザ元気21で医療通訳者の登録説明会と講習会を開いた。講習会には同会会員ら10人が参加し、診察室でのやり取りを想定したロールプレイ(役割演技)を織り交ぜながら、通訳の際に必要な技術や配慮などについて学んだ。

医療通訳者とは、外国語を母語とする人が母国語で日本の医療サービスを受けられるよう言語面をサポートする人のこと。同会では、利用者や病院への医療通訳者紹介のほか、通訳者の養成や講習会開催などを行っている。昨年8月に同会を立ち上げた原美雪理事長は「県が主導する医療通訳派遣制度も存在するが、協定を結んでいる病院が限られており、全ての外国人が利用できる環境にないと感じる。様々な事情を抱えている外国人が安心して群馬で暮らすための一助になれば」と思いを語る。

なお、同会では正会員(医療通訳者、年会費2000円)と活動を支える賛助会員(1口3000円)を募集中。問い合わせは同会( 080-5409-4880 )へ。

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