「他の子どもと比べない」「親も一緒に楽しむ」「NGワード」etc…
TVでお馴染み佐藤亮子さん
3月7日に群馬で初講演 「伸びる子どもの育て方」
三男一女の4人の子どもを全て東大理Ⅲに合格させ、子育て後はTV出演や講演活動をする佐藤ママこと佐藤亮子さんが、3月7日に前橋で初めて講演を行う。「伸びる子どもの育て方」と題し、未就学児から中学生の保護者を対象に、学習習慣の付け方や学力の伸ばし方などを話す。講演会を前に、今号では佐藤ママに子育ての心構えや言葉かけなどについて聞いた。
─子育てにおいて、大切にしていることは?
「子育ては、いつも笑顔で」を信条にしています。基本的に親も子も楽しくないと、成果も出ません。手が掛かるけど、やがては離れていく。手元にいる間に子どもと過ごす時間を大事にしたいです。
─子どもに言ってはいけない言葉はありますか?
佐藤家では、NGワードがあります。たとえば、子どもに声を掛けられた時、「あとでね」とか「ちょっと待ってね」と後回しにする言葉はいけません。色々忙しいとは思いますが、その時の子どもの気持ちに応えてあげたいですね。また、「勉強しなさい」とか「こんなこともできないの」とは、もっと言ってはダメ。ほかに、「いつまで寝ているの」も言わないようにしていました。子どもが疲れていることや悩んでいることを分かってあげて、責めないであげてください。
─幼児教育には習い事も大切ですが、続けられない悩みはどうすれば?
わが家の子どもが小さい頃、スイミングを習い始めたのですが、連れて行っても泣くばかりで全然プールに入らない。お風呂は好きなので、水は嫌いではないと考えて、3か月間そのまま、ほうっておきました。そうしたら、いつの間にか楽しんで泳いでいましたね。その後はバタフライやメドレーもできるようになり水泳好きになったようです。オリンピック選手になることが目標ではないですから、一定期間は見守り、他の子どもと比べないことが重要です。自分の子どもに注目して、周りは気にしない。親も一緒に習い事を楽しめればいいですね。
他にも子育ての工夫を講演会ではお話ししますので、ぜひ、お越し下さい。群馬に行くのは初めてなので楽しみにしています。(聞き手 谷 桂)