安中の秋間梅林 / 高崎の榛名梅林
安中の秋間梅林、高崎の榛名梅林で、一足早く春を告げる梅の開花が始まり、紅白の花がさわやかな甘い香りを漂わせている。3月下旬ごろまで。
梅の産地として有名な群馬。中でも西上州には榛名、箕郷、秋間の「ぐんま三大梅林」と呼ばれる広大な梅林が広がり、例年3月上旬から中旬に見頃を迎える。いずれも、遠く山々を背景にピンクや白の清楚な梅の花が一面を埋め尽くす、美しい早春の風景を楽しむことができる。
安中の秋間梅林は、秋間川上流の山あいにある。約50㌶に紅白梅約3万5千本が咲き誇り、遠く山並みを背景に見事な景観を見せている。梅林内は散策路が整備されており、期間中は郷土料理が楽しめる売店も開く。なお、予定されていた「開花祭」やいも煮会などのイベントは、新型コロナウイルスの感染拡大予防で今年は中止となっている。入場無料。土日・祝日は駐車料金500円。問い合わせは安中市観光課(027・382・1111)へ。
一方、高崎の上里見町にある榛名梅林は、400㌶の広大な敷地に、白加賀梅をメインに約12万本の梅が植えられており、町のあちらこちらに広がる梅の香りが訪れる人を出迎える。今年は恒例の「梅祭り」など、イベントは中止。広い園内を散策し、梅の香をのんびりと楽しんで。入場無料。問い合わせは高崎市榛名支所産業観光課(027・374・5111)へ。