明日17日から25日の9日間、横浜で「山のめぐみフェア」を開催します。中之条町の六合地区の〝手しごと〟を紹介すると共に、職人さんたちが作る名産品などを展示販売するものです。
2016年6月から地域おこし協力隊として活動する中で、群馬県ふるさと伝統工芸品に指定されている「入山こね鉢」や赤松の香りでごはんがおいしくなるお弁当箱「入山メンパ」など六合地区ならではの工芸品や、藁のぶ厚いむしろの「ねこ」、製縄機を用いた「縄綯い」などなど、今も残る手しごとがいっぱいあることを知りました。これらを県外の人にも知ってもらおうと、今回初めて企画しました。なぜ横浜かというと、私の出身地だからです。
会場は、自然と調和する暮らしを提案するナチュラル&ハーモニックプランツというお店。(横浜市営地下鉄センター北駅すぐのノースポートモール内にあり、まさに同フェアのコンセプトにピッタリの雰囲気です。
当日は展示品を手掛ける職人の皆さんに実演をして頂きます。さらに、ワークショップでは六合の土で染めるベンガラ染め体験や「こんこんぞうり」作りを予定しています。こんこんぞうりは1日がかりなので、特別にメンパのランチ付きとなっております (要予約)。
そのほか、「ねど」といって尻焼温泉に浸けてしなをよくした菅という草で織られた「入山菅むしろ」の販売や、昨年の中之条ビエンナーレで地域の方々に協力して頂き制作した「山のめ組」という私の作品も展示します。藁でしっかり編んだ大きな作品なので、老若男女どなたでも寝転がれますよ。
草の香り、鉢を彫る音、板を削る感覚、ハッとする様なベンガラの鮮色。「どう使うんだろう?」と思うような道具の数々、職人の皆さんの表情や手、お人柄。そのひとつひとつが私が思う、中之条・六合の魅力。
訪れた方がひとつでもふたつでもその魅力に触れて頂けたら、その日から日常を彩り豊かなものにしてくれるはずです。明日からの「山のめぐみフェア」、どうぞお楽しみに!!!