はじめまして。この春から、朝日ぐんまの一員になりました。これから、どうぞよろしくお願いします。
入社早々、コロナ禍により外出自粛の日々。だが、お陰で長年気になっていた収納棚の片付けに着手できた。きっかけは、「整理整頓がはかどり、家中すっきり」という友人の一言だ。
シンプルに暮らしたいという願望とは裏腹に、家にはモノが増えていくばかり。雑然とした部屋を横目に、生活に追われる毎日。来客時、目につくものを棚に押し込み、それがそのまま定位置に。カオスと化した棚は見ないふりをして暮らしていた。ところがコロナで日常が一変。生活の大半を占める子どもの用事がすっぽりなくなり、まとまった時間が手に入った。
ずっと避けていた片付けだったが、始め出したら止まらない。先月、弊紙で紹介した須藤ゆみさんの「片付けフセン術」を参考に、時間のゆるすまま整頓に明け暮れた。
「見て見て、どう?」整った収納棚を指し、息子に話しかけても「ふーん」とつれない。けれど、コロナ後の生活に向けて新たなスタートが切れた気がして母は大満足だ。後は、ここ数年でため込んだ身体の脂肪も片付けば完璧だけれど…。
(塩原亜希子)