動物たちのエサ代支援して

命を守り、育て、次世代につなぐため

クラウドファンディング挑戦  ~富岡・群馬サファリパーク

富岡の群馬サファリパークは先月31日から、ネット上で広く資金調達を募るクラウドファンディング(CF)を開始した。当初の目標額1000万円は9日間で達成したが、動物たちの飼育や環境整備には莫大な費用がかかるとして、次なる目標4千万円を掲げ、9月15日まで更なる支援を呼び掛けている。

開園42年を迎えた同園は現在、約100種1000頭羽もの動物を飼育している。しかし、今年はコロナの影響で客数が激減。4、5月には約1カ月間の臨時休園も余儀なくされた。

同園にとって最も深刻なのがエサ代だ。全ての動物のエサ代は、トータルで年間6千万円以上という。

同園で飼育されているライオンのエサ代だけでも、年間550万円かかるという

支援者には、同園がCFのために特別に作成した写真集(写真家・勝倉崚太さん撮影)や、大型の鹿・エルクの角など、サファリならではの特別な返礼品を用意。今月中には、車用のユニークなステッカーやオリジナルトートバッグ(4種)など新たな品が加わる予定だ。

同園の川上茂久園長(67)は、「お客様の安全や動物たちの過ごしやすい環境を確保するとともに、命を守り、育て、次世代につなぐため、引き続き皆様のご支援をお願いいたします」と呼びかける。

◆支援はCFサイト「CAMPFIRE」(https://camp-fire.jp/projects/view/300233)から。同園(0274-64-2111)へ。

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